■「夢千代」未完■「夢千代」作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yama-kikaku.com/ 「我々は時の権力に従っているわけではない。妥協して共存共栄しているわけよ。相手側は服従していると思っているようだがな」 順庵は言葉をついだ。 「考えてもみよ、織田信長を倒したのは誰だと考える。」 「光秀殿では?」 「考えてもみよ、信長が本能寺という罠におとしこんだのは誰と考える。そもそもに、茶道というもの、を教えたのは。」 「それでは。」 「そうじゃ、我々、商人は1つのおきてで行動しておるのじゃ、 権力にこびず商いが自由にできる世の中を望んできたのじゃ。それゆえ、少しでもこの世の中を、すべて支配し、我々の商いの自由を束縛するものがあれば、我々商人が倒す。いやいやおもてだってではない。色々とおぜんだてが必要なわけだが。」 ■「夢千代」未完 ジャンル別一覧
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